「大人でも矯正治療はできるのですか?」というご質問をいただくことがあります。もちろん可能です。実際、歯並びは子供の頃よりも、大人になってからのほうが気になり始めるもの。「若いうちでないと歯が動かない」「痛みが大きくなる」「余計に費用がかかってしまう」などの誤解を抱かれている方は、ぜひ気軽にお問い合わせいただき、一度カウンセリングにもお越しいただければと思います。
また「矯正装置をつけるのがカッコ悪くて……」との理由でためらわれている方もいらっしゃいますが、こちらもご安心ください。目立たないタイプの矯正装置を使い、つけているのがほとんど気にならない治療を行います。
笑った時に見える整った歯並びは、きっと新しいあなたの魅力を引き出してくれますよ。
クリスタル矯正(目立たない表側矯正)
透明で目立たない、おすすめ矯正装置です。
矯正装置は、1本1本の歯に接着する「ブラケット」、矯正力を各歯に伝える「ワイヤー」と、ブラケットとワイヤーを結ぶ「タイイング」という3つのパーツでできています。当院の矯正装置は、透明なブラケットと白いワイヤーを使用しているので、一般的な金属製の矯正装置に比べて目立たないのが特長です。矯正力も金属製のものとほとんど変わらず、治療期間が長引くということもありません。
- 〈メリット1〉目立たない
- 従来の金属製の装置に比べて、ほとんど目立ちません。
- 〈メリット2〉むずかしい歯並びにも対応
- 軽度から重度まで、症例を選ばず治療することが可能です。
- 〈メリット3〉比較的リーズナブル
- 舌側矯正やアクアシステムに比べて、抑えた費用で治療が行えます。
舌側矯正(見えない裏側矯正)
他人からは見えない、歯の裏側に装置をつけます。
舌側(ぜっそく)矯正とは、歯の裏側に装置をつけて行う矯正方法です。装置は歯の裏側になりますから、口の中を覗き込まれたりしない限り、ふつうにはまったく見えません。審美性を特に気にされる方、目立つ矯正装置をつけにくい接客業の方など、人に気づかれずに治療したい方にはぴったりの方法です。
当院では、超小型の装置「Stbリンガルブラケット(スモールタイプ)」を使用しているため、不快な装着感もほとんどありません。
Stbリンガルブランケット(スモールタイプ)
従来の舌側矯正装置は、その大きさのため、しゃべりにくい・食べづらいなどの不快さがありました。当院で使用している「Stbリンガルブラケット(スモールタイプ)」は、小さく、薄く、丸みを帯びたデザインで、その不快さがほとんどありません。歯磨きもしやすく、口の中を清潔に保つこともできます。
- 〈メリット1〉装置が見えない
- 歯の裏側に装置をつけるため、口を覗き込まれない限り矯正していることがわかりません。
- 〈メリット2〉場合によっては早く治る
- 舌側矯正に適した症例の場合、クリスタル矯正など他の矯正方法よりも治療期間が短くて済む場合があります。
- 〈デメリット1〉費用がややかかる
- クリスタル矯正に比べて、少し費用がかかります。
- 〈デメリット2〉一部の歯並びにのみ対応
- クリスタル矯正や一般的な矯正と違い、症例を選びます。
今人気の応用治療「ハーフリンガル」
「矯正装置が目立つのはイヤだけど、矯正期間が長くなるのもイヤ」……そんなニーズにお応えするのが「ハーフリンガル」という治療法です。目立つ上顎はStbリンガルブラケットを用い、比較的目立たない下顎はクリスタル矯正を用いることで、両方のメリットを活かした治療を行うことができます。
アクアシステム(透明マウスピース矯正)
着脱も自分でできる、手軽な“プチ”矯正です。
固定式の矯正装置をつけるのではなく、透明なマウスピースを使って歯を動かしていく矯正方法です。動いた歯型に合わせ、一定期間ごとに新しいマウスピースに交換し、少しずつ理想の歯並びへと近づけていきます。
自分で着脱できるのがアクアシステムの大きな特長。食事や歯みがきをする時はさっと外すことができます。また、マウスピースの中に虫歯予防のフッ素ジェルや、ホワイトニングジェルを入れることも可能なので、矯正治療と同時に他の治療を行うこともできますよ。
ただしすべての歯並びを矯正できるわけではないので、ご希望の方は一度ご相談ください。
- 〈メリット〉気軽に矯正できる
- 矯正装置をつけることに抵抗のある方でも、気軽な気持ちで治療を始められます。食事や歯みがきもいつも通りです。
- 〈デメリット〉歯並びによっては治療できない
- 軽度の歯並びの悪さにのみ対応します。中度~重度の場合は、クリスタル矯正や舌側矯正が必要です。